肝臓は栄養分を合成、貯蔵したり、毒素を分解したり、消化液を作ったりする大切な内臓です。肝臓は沈黙の臓器といわれるように、肝機能に少々異常があっても自覚症状に現れにくいため、健康診断で肝機能異常が指摘される場合がほとんどです。
一般に肝機能が悪いといっても、様々な原因があります。
たとえば、アルコール性肝炎、ウィルス性肝炎、脂肪肝、自己免疫性肝炎、薬剤性肝炎などです。
B型、C型肝炎いわゆるウィルス性肝炎の診断としては、各々の肝炎の抗原や抗体を血液検査で調べることにより、肝炎の感染状態を判断します。
慢性肝炎の治療として一般的には、内服薬としてウルソやグリチロン、漢方薬が知られています。肝炎の状態によっては、静脈注射として強力ミノファーゲンを投与する必要があります。
これらは、あくまで肝炎の程度を改善させるものであって、B型、C型肝炎のウィルスを根絶させるものではありません。
抗ウィルス薬としては、インターフェロン注射や内服薬があります。
いずれの治療を選択するかは、肝臓の状態や、ウィルスの量、タイプ、他の合併症などを考慮して決定することになります。
飲酒過多によりγGTPが高くなるアルコール性肝障害や、肥満やカロリー摂取過多が原因の脂肪肝は、まずは生活習慣の改善が必要ですが、いずれの場合も放置しておきますと肝硬変になりますのでご注意してください。
自己免疫性肝炎や胆石による肝障害、薬の内服による肝炎などもあります。
院長は大学病院にて肝臓疾患を多数診てまいりましたので、健診結果を持参になってご相談にいらしてください。
日本橋榎本内科
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