普通の風邪の症状は、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳(せき)などが中心です。
一般に風邪に対する特効薬というものはありません。症状に対して状態を緩和させる薬の組み合わせになるので、市販薬は色々な成分が混合されております。
医師を受診された場合には、個人の風邪症状にあった処方をするわけです。ただし、気をつけなければいけないことは、風邪の初期にあまり無理して平熱まで熱を下げないということです。
37.5度程度の体温があったほうが、免疫が誘導されて結果的には風邪を早く治すことにつながるようですので、医師と相談してお薬を相談してください。
インフルエンザの場合は38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて普通の風邪と同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。
インフルエンザに対するワクチンは、個人差はありますが、その効果が現れるまでに通常約2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が持続するとされています。
多少地域差はありますが、我が国のインフルエンザの流行は12月下旬から3月上旬が中心になりますので、12月上旬までには接種を済まされることをお勧めします。2回接種の場合は、2回目は1回目から1~4週間空けて接種しますので、1回目をさらに早めに接種しましょう。